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スマイルカーブ現象【OEM・ODM生産】

投稿日:2023.10.20更新日:2023.10.26

皆さんはスマイルカーブ現象というビジネス用語をご存知でしょうか?
製造業でも頻繁に用いられるこのスマイルカーブ現象について解説します。

ものづくりの工程

産業の分野において、消費者の手元へ商品を送り出すまでは主に大きく三つの工程があります。

  1. 企画・開発
  2. 製造・製品の組み立て
  3. 販売・保守サービス

この工程を川の流れに例え

  1. 上流(企画・開発)
  2. 中流(製造・製品の組み立て)
  3. 下流(販売・保守サービス)

この流れを事業収益を示すグラフに描くと、中流である製品の組み立ては収益率が低く、両端の上流と下流の収益率が高くなります。
この曲線は笑った口元に例えてスマイルカーブと呼ばれ、事業の収益構造を表す用語として用いられます。

スマイルカーブを描く産業

スマイルカーブ現象を描く産業としては、主に次のようなものがあります。

  • 電子機器
  • アパレル
  • 自動車
  • 医療機器
  • 化粧品
  • 食品

それぞれの段階の役割

上流(企画・開発)

上流での工程に求められることは、高い技術やアイデアです。
新たなアイデアを生み出し、技術を開発すれば模倣や代替が難しく、競争優位性を維持できます。
そして、製品やサービスの差別化につながり、価格競争を回避でき、収益性を高めます。
ものづくりの原点であり、顧客のニーズを満たすための重要な要素です。

売上や利益のために練られたブランドイメージや販売戦略が鍵となり、収益性が高くなります。

中流(製造・製品の組み立て)

中流は、上流から受けた部品や原材料を組み立てたり、製造したりする工程です。
この工程では、既存の技術やアイデアを用いて、製品を製造することが一般的です。
そのため、差別化しにくく価格競争が発生します。

そして、人件費や設備費などのコストがかかる傾向になります。
また、前後の取引関係が重要となり、取引先の都合で収益が変動することがあります。
そのため、利益性が低くなりやすいのです。

下流(販売・保守サービス)

下流は、顧客と直接の接点を持つ段階です。
ここでは、販売員のスキルや販売店のネットワークが販売実績や顧客満足度に大きく影響します。
また、社員の教育やマーケティング、アフターサービスなどで差別化を図ることができるので収益性は高くなります。

中流の収益性向上の傾向

近年、グローバル化とIT技術の進展により、中流の工程において収益性が向上する傾向をみせています。

例えば、人件費の安い国に製造拠点を移したり、IT技術の導入により製造の自動化やロボット化が進んで、コストを削減する一方で生産性の向上を実現しうる傾向が強まっています。

本来、製造や組立はものづくりの要です。
この工程でおいて、しっかりとした技術を保持しながらコストの削減が実現できるとなると、全般に平準化されてスマイルカーブの笑みは緩やかになります。

製造委託に関する用語の解説

ここから、その中流工程である製造について、委託製造という観点でみていきます。

OEM(Original Equipment Manufacturing)

委託者である、他社ブランドの製品を製造すること。

ODM(Original Design manufacturing)

受託企業が製品の開発から製造に至るまですべてを行うこと。

製造を委託する側のメリット

製造委託者側のメリットとして次のようなものがあります。

  • 委託先企業の技術やノウハウが活用できるので製造技術の開発が不要
  • ブランドの構築や販売など得意分野により注力できる
  • 自社工場の設備など、初期投資を抑えられる
  • 生産量を調整しやすいので、在庫を抱えるリスクを回避

中流工程を得意とするケイティパックの強み

スマイルカーブ現象を元に、製造の収益構造について、また、委託製造に関してのメリットについて触れました。
先述したように、IT導入により製造の形態が変化し、中流工程においても収益性を高められる可能性があります。

ケイティパックは、中流工程でのノウハウを長年に渡り蓄積し、OEM・ODM生産を請け負っております。
資材調達や物流の手配を一貫して行うので製造コストを削減化することが可能です。
徹底した品質の管理も保持していますので、安心して製造委託をお任せください。
製造委託は企業様の得意分野をより強化することにも繋がります。
製造の分業化をお考えの方はぜひ一度ケイティパックにご相談くださいませ。

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