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新型コロナ対策への取り組みと今後の中国製造業

投稿日:2020.09.30更新日:2020.12.11

新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束を心よりお祈り申し上げます。

国内における新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されるなか、弊社は感染拡大の防止に向けた対応を強化しております。

今回の処置を通じて、お客様並びに従業員の健全と安全確保を第一に対応して行く所存でございます。

感染症対策への取り組み

当面の間、会議・集会・商談を少人数での開催とし、従業員・作業員の手指のアルコール消毒およびマスクの着用、手すり・ドアノブ・コピー機等のこまめなアルコール消毒を徹底しております。

今後も弊社は、お客様並びに従業員、協力会社従業員の健康と安全確保を第一に、お客様の立場に立って、状況を注視しながら適宜必要な処置を行ってまいります。

コロナ終息間近の中国と今後の製造業

2020年2月、中国武漢を中心に新型コロナウイルスが世界中に広がり、経済・社会・生活に大きな影響を及ぼしました。

あれから半年以上が経過しましたが、依然として世界中で混乱状態が続いています。

今回は、弊社輸入部門スタッフが現地(中国)で感じたことをレポートします。

中国政府からの強制休業命令

日本の感染拡大防止策は「休業のお願い」といった強制力の伴わない要請を始めたのに対して、中国は強制休業命令を実施していました。

さらに、企業の営業を再開するためには政府の許可を得なければならなかったのに加え、春節の帰省先から従業員が工場に戻ってくることができず、製造業は大きな影響を受けています。

弊社も今年2月頃、生産開始の商品が多数ありましたが、工場の完全営業停止に伴って大きな影響を受けました。

営業再開後も、資材調達の遅れ、作業者の不足などの問題で、通常の生産スピードには戻っておりません。

営業再開後の物流は滞留・麻痺

コロナウイルスの拡大に伴い、マスクの需要が増え、様々な企業がマスク製造の業界に参入しました。

中にはノウハウも無いのにも関わらず参入し、品質基準に満たないいわゆる「ニセマスク」も横行しました。

そのせいで、各国への輸出前に中国側の検査強化が始まったため、大量の貨物が空港周辺に滞留してしまい、物流は麻痺。いつまでたっても品物が日本に届かないという事態が各地で発生してしまいました。

弊社もサンプルや資材を取り寄せる際、航空便を使用しましたが、日本に届くまでなんと最長3週間待った品物もありました。

アフターコロナの中国製造業はどうなる?

アフターコロナの今、中国国内の製造業は内需拡大し、国外貿易は縮小しています。

やはり現在は外国人の渡航制限がかけられているため、中国の現地工場に製造を依頼している外国企業にとっては現地工場へ品質チェックに赴くことができないため、プロジェクトが思うように進まない現実があるようです。

それにより注文が減り、国外貿易を中心に商売をしてきた中国工場が倒産したり、大幅な人員削減を実施したという話は少なくありません。

弊社の場合、現地での品質チェック可能!

その点、現地での品質チェックができている弊社は幸運なのかもしれません。

噂によると、10月の国慶節明けから渡航VISA申請が可能になるということなので、申請に時間が掛かるかもしれませんが、年内の渡航は目指せる可能性があります。

最後に、コロナ禍においても時代の流れを読み取り、対応していくことは、どの業界においても共通して生き残る鍵となるのかもしれません。

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