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【海外現地ブログ】2021年中国春節特集
投稿日:2021.02.12更新日:2021.02.16
春節とは、中国における旧正月のことで、大型連休となり、中国全土が1年で一番盛り上がる時期です。さて、まだまだ世界中がコロナによる影響が出ておりますが、2021年の中国春節はどのような傾向かについて紹介します。
目次
春節とは
春節とは日本でいう正月のことを指します。春節は中国だけのイメージがありますが、中国だけではありません。
例えば、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、モンゴルなども、「年越し」といえば、春節のことを示す国が多いです。
日本の年末年始と同じく、大晦日には大掃除をし、当日には正月料理を家族で食べ、子供にお年玉を渡すといった習慣があります。日本でも昔は、「年越し」といえば、旧正月のことを指していましたが、明治維新後に政府が太陰暦を太陽暦に変えたという歴史があり、そこから元旦に正月を迎えるようになったといわれています。
2021年春節期間
中国の春節の休み期間は1週間となっています。春節は月の満ち欠けを基準にした太陰暦に基づき、毎年その日付は変わっています。そのため春節の詳細については毎年発表されるシステムです。
2021年の春節は2月11日(木)~2月17日(水)の7連休となります。
コロナ渦での春節はどう変わる?
例年なら40日間に約30億人が移動するとも言われる帰省ラッシュですが、今年は新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒する政府が、「史上初めて」帰省自粛を呼び掛け、PCR検査の義務付けなど移動規制を強化しています。
地区ごとに対策は違いますが、以下が対策例です。
- 帰省しても14日間の自宅観察と1週間ごとのPCR検査
- 帰省しなかった人に対し、1人1000元(1万6000円)のボーナス
- 抽選で10万人に200元配布
- スマホのデータ通信料20ギガバイトのプレゼント
- 地元の観光地や動物園の入場無料などの特典
2021年の中国春節はステイホームが増えそうですね。また、「コロナ収束後に海外旅行したい国ランキング」で日本が1位とのことで、今後のインバウンドにも期待できそうです。
1日も早く、この事態が収束に向かっていけるよう祈る次第です。